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豆まき

カテゴリ : 2月 (如月),年中行事 タグ :

節分には神社・寺院や家庭で、災いを象徴する鬼を豆で打って追い払う、豆まきが行われます。
古くは室町時代の京都でも「鬼は外、福は内」という言葉とともに行われていたことが文献に見られます。
民家では節分の晩に大豆を煎り、これを升に入れて神棚に供えたのちに、一家の主などが「鬼は外、福は内」と唱えながら家の出口や各部屋にまいていきます。
恵方(明きの方。年神の訪れる方角)へまくとか、恵方からまきはじめるとも言われています。

まき終わると、それぞれ自分の年齢の数(あるいはそれに一つ加えた数)の豆を食べます。この豆を年豆などといい、これを食べると病気をしないと言われています。

また豆を辻や村境に落としてきて厄落としとする所もあります。また海や山に出掛けるときに持っていくと難にあわないということもあります。



豆まきの作法
一般的な豆まきの作法をご紹介します。

  1. 夕方までに、行った豆を三宝か升に盛って、神棚に供えておく
  2. 午後8~10時頃、玄関・勝手口・縁側・窓など出入り口を全て開け放ち、主人か年男が「鬼は外」と2回大声で唱えながら、外へまめをまく
  3. 「福は内」と2回大声で唱えながら、屋内へ豆をまく
  4. 豆まきが終わったらすぐに戸締りをする。(各出入り口でこれを繰り返す)
  5. 家族そろって年の数だけ豆を食べる。厄年の人は年の数より1つ多く食べる

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