風物詩
このカテゴリでは季節の風物詩など、日本的な物事を紹介します。
梅
カテゴリ : 6月 (水無月) , 日本の風情 , 風物詩 タグ : 食べ物
梅は生で食べると毒性が強いので加工しなければ食べられません。6月初旬から中旬にかけて収穫された梅を酒で洗い塩漬けにすると梅酢ができます。
梅雨が明けたら、梅酢から梅を採りだし三日三晩日に干します。干しきるとこれが「梅干し」です。食べられない毒の実がアルカリ性食品の健康食品となります。
梅の実が熟す季節の雨なので、つゆを梅の雨「梅雨」と書きます。
鯉のぼり
カテゴリ : 5月 (皐月) , 日本の風情 , 風物詩 タグ : 端午の節句
鯉幟(鯉のぼり)は端午の節句である5月5日まで飾られる、吹流しを鯉の形に模して作ったのぼりです。鯉が滝を昇り竜になるという中国の伝説にならい、子供の出世を願う気持ちが込められています。
上から回転球、矢車吹流し、真鯉、緋鯉の順に取り付けます。男の子が生まれるたびに子鯉を増やしていく地方もあります。
五月人形
カテゴリ : 5月 (皐月) , 風物詩 タグ : 端午の節句
端午の節句は、鎧、兜、子ども大将飾りなど五月人形を飾ります。
五月人形も、ひな人形と同じように、地域によって飾り方が異なります。地方では、「段飾り」、都市部では「平飾り」が中心です。
五月人形のしまい方は、ひな人形とほぼ同じです。しまう時期は五月の中旬までを目途にして、晴れた乾燥した日を選びます。さび防止と、手指の汚れや油ををつけないため、取り扱いには手袋を使いましょう。
潮干狩り
4月はアサリがとれて美味しい時期です。
潮干狩りは、大潮の引潮時に行うのがいいのですが、引いている時間が長い春(3月~5月)の大潮がより適しています。
花見
花見酒、花見団子という言葉があるように、花を愛でながら酒を飲み団子を食べるのは、日本人の古くからの楽しみ方です。
日本人が桜を好んだのは、平安の昔からのことです。奈良時代以前は花といえば「梅」をさしていましたが、平安時代に「桜」が一般的となりました。