粥占い
粥占い(かゆうらない)は小正月(1月15日)に全国で行われる行事で、お粥を炊いて、その年の農作物の豊凶を占います。
最も多く行われている占い方は、煮立て粥の中に葦などをいれて、それらの空洞になったところに入った粥の状態から占います。このほかに、粥の中に棒を入れて、粥がこの棒にどれくらい付着するか、その状態から占うものもあります。
粥占いで有名なところでは、埼玉県の「三峰神社 筒粥神事」や兵庫県の「伊弉諾(いざなぎ)神宮 粥占祭」などがあります。伊弉諾神宮粥占祭は、1200~1300年前に始まったとされ、歴史ある神事であることがわかります。